先日東京にいってきました。
様々な、美術館、企画展を見て回りましたが、
レべルはかなり高いと感じました。
流石は東京。
負けないよう、真右エ門窯はこれからもがんばります。
10代のころ物故作家の人物評に皆で熱中したことがありました。
そこに初代真右エ門が来て、
「お前達偉いなあ。わしはそれだけの余裕はないよ。」といいました。
聞かれてた。瞬時に皆顔が赤くなりました。
懐かしい思い出でした。
はじめ、伝統色の強い有田において、真右エ門が手ひねりの技法をとりいれたころには、
大変な周りからの反発がありました。
「そんなの非常識だ。できるはずが無い」
「それだったら、磁器をやめて、土もの陶器をすればいいじゃないか」
磁器は陶器に比べて割れやすく難しいとされてきました。
それを様々な技法を試すことにより、真右エ門は独自の手ひねりの磁器の
作品を生み出しています。
だだ、真右エ門は有田の伝統のろくろ技術を否定しているわけではなく、
それはそれで受け継ぎながら、新しい作風を生み出そうと努力しているのです。
なぜ手ひねりをしようと思ったのかについては、
手ひねりの作品を握った時の柔らかな感覚がたまらなく好きだからだそうです。
なぜ、磁器にこだわるか?
それは、洗いやすい清潔感が好きだからだそうです。
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