日展作家としての真右ェ門は出品作品を作り上げるときにはあまり難しいことは考えません。 当意即妙。
そのときどきの想いに導かれ、轆轤と一つになり型にとらわれず原形を作ります。
激しい轆轤目の残る分厚い作品の原形は数日中室(むろ)の中で乾かされた後、削り込まれます。
その削りの時、注意しないとわざとらしい形になってしまいます。
どこまで削るか?それは重要なことです。
形を整えさらに自然の造形をのこす。
これはとても難しいことです。
そこを真右ェ門はいつも葛藤しています。
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