呉須を用いて生地に藍色の絵模様を描き、その上に無色の釉を
掛けて焼き付けた磁器のこと。
日本では青い模様から藍染を連想させたらしく
「染付」の名で呼ばれる。
トンボや蝉など小さな虫が作陶室に紛れ込んでくることがあります。
二代目は「絶対殺すなよ」と言って、そっと外に出します。
「どんなに小さい虫も生きてるんだ」というのが心条です。
ただし、蚊は別で叩いてつぶしちゃいます(苦笑)。
さされたりしたら作業に集中できませんからね。
以前お客様から、「陶芸家の方は自分の食卓にも良い器が使えていいですね」
と言われたことがありました。
周りから見たらそう思えるんでしょうか?
食卓は有田の窯元は伝統的に二級品を使います。
お客様と同じ器では食べれませんよー。
月白草花紋のヒントになったのは、有田の染付です。
染付を今にどう表現するか?
温故知新。
二代真右エ門が染付に立ち返り、草花の模様を作品によく描くのは
自然が持つ命を描かなくてはいけないという、作家の信念なのでしょう。
草花の線は本当にやわらかく見る者の心を和ませてくれます。
ぜひ、現代の染付を感じてください。
作家は次々に新しい作品を世に送り出していくのが使命である。
が、しかし・・・
感性でデザインを生み出すほどそこには美の規範という
大きな壁にぶち当たることとなる。
感性と直感だけでいくと必ずぶち当たる壁。
ここでみんな作家は頭を悩ますこととなる。
しかし、美の規範だけ勉強して、無難なそつのない作品ばかり
作っていても、感動は生まれず。
うーん難しい。