いよいよまた春の陶器市の季節がやってきます。
今展のテーマは「心奥の美境」
しんおうのびきょうとよみます。
(みなさん、しんおくではありません)
これは二代真右エ門が「目を楽しませるだけではダメだ。
本当に人の心が感動する作品を創らなくては」と気付いた境地のことです。
今展では二代が日本現代工芸美術展の審査員に就任したということもあり、
これまでの鷹巣瑞光堂での個展のなかでは最高の出来と二代が自負する作品集が
ならびます。
今展ではまた天目釉(黒)のなかに描かれた赤の山の作品。
二代が大自然の中に分け入り写生した草花を淡くやわらかな色彩で表現した作品、
また宇宙を想わせる油滴天目の作品など、さまざまな作品が並びます。
ぜひ皆様足を会場にお運びになり作品をご覧いただきましたら幸いです。
日時 2009年4月29日(火)から5月5日まで。
会場 鷹巣瑞光堂幸平店ギャラリー
電話番号 0955-43-2639
また近くの商工会議所では二代の九州山口陶磁展の産業部門の朝日新聞社賞受賞作品
「天目地紅紋様創作食器セット」(テンモクジクレナイモンヨウソウサクショッキセット)
が展示されます。
こちらも皆様ぜひご覧ください。
私は以前は眼鏡をかけるのが好きではありませんでしたが、
最近の眼鏡を見て、びっくりしました。
おしゃれです。
これはもはやファションのひとつですね。
有田では私は、眼鏡の三光堂に行きます。
けっこう店長さんが親切にしてくれますんで。
いい眼鏡置いてますよ。
場所:有田町丸尾1950
電話番号0955(43)3031
ぜひ一度覗いてみられませんか?
宇宙を映した器と呼ばれる油滴天目茶碗。
しかし宇宙は陶工に簡単には映させてはくれないようだ。
真の名品が生まれるのは本当に百個に一個の世界。
これはもう人間の力の枠外の世界なのかも知れない。
日本人は無意識に山の一部である石に対して強い愛着を
もっているように思います。
意識しているいないに関わらず・・・。
土の材料やうわぐすりの材料も石。
石は日本人の帰るふるさとを象徴しているのでははいでしょうか?
いよいよ11月12日から18日まで大阪の阿倍野近鉄にて二代目の個展が開催されます。
今回の油滴天目は写真ではわからないのですが、見込みの文様が花が咲いたようになっており、
観る方々の心に響く作品と確信いたしております。
また、花瓶の鮮やかな赤色は長い夜が明けて、夜明けが来る景色をあらわしており、まさに旭というべき
作品です。
皆様ぜひ作品をご覧いただき、ご批評をいただきたく存じます。