私は中国の古典が好きなのでよく読みます。
今日は私が好きな孟子のある言葉を紹介します。
「悉く書を信ずれば、則ち書無きに如かず。(ことごとくしょをしんずれば、すなわちしょなきにしかず)」
すべて本に書かれていることを盲目的に信じればとても害になる。それならばまだ本を読まないのがましだ。
という意味です。
儒教で孟子というと凄く硬いイメージがありますが、その孟子が盲信は頭の毒と語っているのです。
本に書かれていることを読み手が解釈ミスすることは論外として、あまりに法則、型にとらわれすぎると、
物事はうまくいかない、と語っているのです。
私もそう思います。
デザイナーはデザインを考える時に、決まりきった美の法則ばかりを追究しすぎると、新たな発見という新しい法則を
生み出すチャンスを見失うことにもつながります。
(ちょうどアインシュタインがニュートーンを超えるこ法則を発見したように。)
この言葉を肝に銘じ、型を知りて、型にとらわれずの観点を貫きたいですね。