先日、再放送のテレビで鑑定団をみていたら、丹波焼の銭入れの壷が出てました。
なかなか形が良い壷で、後に花入に転用されたそうです。
昔の茶人は用途にこだわらず、とらわれない心で見立てを行っています。
水指から花入れに転用されたものもありますし、逆もあります。
ただこれには確かな村田珠光、千利休、古田織部らの茶人らの審美眼(しんびがん)に成り立っているのは言うまでもないでしょう。
ただ、これらの権威者が絶対ではないことも事実で、ルールはなく使う方が直感でいいなと思うことが大切だと思います。
真の美は自分の心の奥底にあるのですから・・・。