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2010 年 10 月 21 日

若者に一喝

カテゴリー: 真右ェ門窯の日常 — hiro @ 1:06 PM

陶芸家の後輩とデザインについて話す機会がありました。

後輩は「売るためには過去の売れている自他社商品のデーターを少しでも多く調べて改良するんです。

そして販売したらリスクが少ないですよ。科学的に売れる商品は分析できます」といいました。

私は思わず「ムカッ」としました。

「お前なあ。俺たちは何を売っているのかわかってるのか?」

驚いた後輩は「え、いや?さあ?モノじゃないんですか?」

「もちろんモノさ。しかし、そのモノに感動をこめて売ってるんだよ」

「え、いやしかし、データーを分析するのは経営には大切では?」

「それはモノが出来上がったあとの話だ。デザインする段階から

そんなこと考えてどうする。モノが委縮しちゃうだろ。そんなんじゃ人を感動させられないぞ」

後輩は不服そうでしたが、「はい・・・」とか言ってました。

モノつくりに関しては意外と熱いんです。私。

1件のコメント »

  1. 物を買うときに、人はその裏まで考えたりしない。
    でも、考えさせられる物に出会うときがある。
    作り手の思いを垣間見られるのは楽しいです。
    ブログ楽しみにしております。
    これからも、頑張ってください。

    コメント by ヤジマ — 2010 年 10 月 23 日 @ 12:21 AM

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