有田焼は四百年の伝統を守って進化していますが、私は日本一の白磁の美しさを誇る天草の土、
大自然からもたらされる水、そして生産者たちの熱き思いがあってこそ成しえる作品はまさに陶器の
芸術品といっても過言ではないと思います。
真右エ門窯では土の品質管理を徹底しており、二代真右エ門窯当主の馬場九洲夫がわざわざ土屋
さんまで通い、土ができてくるまでの工程を見届けています。
そして信頼のおける土屋さんが生成した土しか仕入れません。
これが釉(うわぐすり)の美しい発色のコツなのです。
十月十三日(水)から十九日(火)まで 午前十時から午後八時まで
日本橋高島屋 七階 ギャラリー暮らしの工芸で二代真右エ門(馬場九洲夫)の個展があります。
ぜひご覧ください。
テーマは<美の世界>です。