これは言葉で表現するのは難しいですねぇ。
しかしこれは日本の伝統文化の背景をなす哲学ですからきちんと説明しなくてはいけませんね。
「侘び」とは不完全の美アンシンメトリー、アンパーフェクトビューティーといえばわかりやすいのでは。
じゃあ寂びとは何か?これは「枯高」、枯れて高い、ということなんですね。
これ60才のアメリカ人のお客様に説明しましたら、「わかる」と共感されていましたね。
普遍的なものなんです。
だからわかるひとは日本人であろうと、外国人であろうと一緒なんですよ。
ものの考え方、心の持ち方はわからないひとは日本人でも外国人でもわからないんです。
「月には雲があるほうがいい」この機微が侘び寂びの本質なんです。