陶芸家の朝は早い。 6時30分には起き、歯磨き、食事をすませ、7時45分にはミーティング。
当代のニ代真右エ門から職人スタッフ(といってもほとんど少人数の兄弟親戚スタッフなのだが)に指令が下る。
「どうやったらもっと質の良いものをつくれるか?」「昨日一日やり残したことはなにか?」「人ができないことをやれ!」
「どこまでが無駄な作業で、どこまでが必要か?」「常に新しいものを創り続けろ!」など・・・
とくにものを作る前の心構えについては厳しいです。
そのミーティングが終わり8持15分から庭掃除。
これは若いスタッフだけではなく二代目も含め全てのスタッフで行う。
なんでも二代目によると箒でチリをはらうことは、心のくもりを払うことに繋がるのだとか。
掃除が終わるとスタッフは瞬時に作業にとりかかる。
そして真右エ門窯の朝が始まる。