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2009 年 7 月 4 日

茶人との出会い

カテゴリー: 真右ェ門窯の日常 — hiro @ 3:02 PM

先日、あるお寿司屋さんに行きました。

カウンターに座り、食事をしていますと、一人の白髪の初老の男性が話しかけてきました。

しばらくお話をしていますと、「いやー、今日の茶席の井戸茶碗は最高だったな。」と言われてたので、

どうもお茶をされていることがわかりました。

私はお茶の世界にはとても興味がありますので、

「お茶の世界のとはなんですか?」と尋ねてみました。

茶人の方は少々酔われていましたが、

「はっはっは!君の歳で無を語るのは五十年早いよ。無を語るには早すぎる。」とおっしゃいました。

「なんですか?」と反論したら、

「無を語るには色々な経験を積まなくてはいけない。人生は祭りだ。

祭りをこれから経験しなくてはいけない若者には無は早い!

私くらいの年齢になってわかる世界もあるよ。」といわれました。

「そうですか・・・」といいましたら、

「まあそうは言うけど知識としては知っておいていいね。

無とは水の味と表現するといいかな。」とおっしゃいました。

漠然としかこの意味はわかりませんでしたが、そのうちわかる日が来ればいいなと思いました。

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