青磁は日本で最も好まれる色のひとつです。青磁には宋の時代に作られた青みの砧青磁と元から明にかけて作られた緑味の天竜寺青磁があります。
今回、紹介させていただく青磁ですが、なぜ、天竜寺青磁とついたのか?といいますと、南北朝時代、足利尊氏公が京都の嵯峨に天竜寺を建設するため、資金調達に、この手の青磁を輸入したという説と、天竜寺にこの手の青磁の香炉が伝わったからという説があります。
青磁には日本の侘び寂びにも通ずる内なる美を強く感じます。
二代真右ェ門は青磁に対しての想いは強いものがあります。清らかな艶の独自の天竜寺を追求しています。