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2009 年 6 月 27 日

やきものの作り方

カテゴリー: 焼物の話焼物「レビュー」 — hiro @ 9:47 AM

私たち、真右ェ門窯は様々な方法で焼き物を成形していますが、

本日はその中で三種類の方法を話したいと思います。

一、轆轤(ろくろ)整形。

これは回転する轆轤の上で、磁土を引き上げるやり方です。

磁器は陶器に比べ硬いので成形はしにくく、難度の高い技術が必要です。

全国の焼き物の九割は轆轤成形だといわれています。

二、手びねり成形。

轆轤で大まかな形を作った後、土を指先で形を整えて、整形しています。

効率は悪いですが独自の風合いが出ます。

三、板作り(タタラ成形)

板状にした陶土を曲げたり張り合わせたりして成形する方法。

角状のものや板皿などに適しています。

タタラとは粘土の塊を糸で切り、板状にしたものです。

その他にも様々な方法がありますが、今回はここまで。

表現するものに応じて、型にとらわれず、

様々に道具、成形方法を変えるのが日展作家の世界です。

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