私たちは可能な限りいい道具を使います。
仕事が終わった後になって道具にケチをつけるのがみっともないからです。
道具とは自分の補佐役みたいなものですね。
二代はわずかなピンホール、傷があっても二級品にします。
たまにピンホール、傷が景色になっているもの以外はすべて壊します。
周りから「もったいない」といくらいわれてもそれが二代のこだわりだそうです。
二代は時代の空気を感じる作品はつくっても、1.2年で消える流行ものは基本的には
つくりません。
そうではなく、千年経った後でも残る作品をつくりたいとおもっています。
歴史にのこる作品を残したいと思っています。
それは、「誰もが真似できないものをつくる」
これに尽きる。
まわりが真似してきても、何年も研究熟成されたアイデア、ノウハウは簡単には
真似できない。
私たちは即席のアイデアでは商品をつくらない。
ワインが熟成するように何年もかけて商品を熟成する。
これこそ製造業における究極の経営だと思う。
感性を形にするには論理的な技術のプロセスの組み立てが必要です。
ここを間違えると陶芸は趣味の延長で終わってしまいます。
お金を頂いているのですから、ここをいつもしっかり考えています。
人から見たら理解できないことも自分の頭にはしっかり論理があるわけです。
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